会社ニュース

【第2回】LIXIL「PremiAL」のコア技術を解き明かす:スクラップを日本品質のリサイクルアルミに変える秘訣

前回の記事では、LIXILのリサイクルアルミ「PremiAL」のコンセプトとCO2排出量削減の使命についてご紹介しました 。しかし、建材製造業界において、リサイクル原料を100%使用することは、常に品質への懸念を伴います 。

では、LIXIL VINAはどのような独自の技術を適用してこの障壁を完全に取り除き、新地金と同等の品質を持つ「PremiAL」アルミ形材を提供しているのでしょうか? 本記事では、その高度な製造プロセスと技術について深く掘り下げていきます。


1. 高精度選別技術:不純物の課題を解決

これまで業界でアルミリサイクルが進まなかった理由は、不純物の混入にあります。窓サッシの廃棄後の製品には、ねじやクレセント錠などの部品が付いていたり、違った合金も混ざっていたりするため、そのまま溶解炉に投入して使用することはできませんでした 。

最大のリサイクル課題:廃棄されたアルミサッシには部品が付いており、そのままではリサイクルが困難です 。

この障壁を打ち破るため、LIXILは不純物を取り除きリサイクルアルミのみを選別する技術をサプライヤーとともに開発しました 。長い年月をかけて築き上げた強固なパートナーシップにより、以下のことが可能になりました :

  • スクラップに混入している金属・非金属部品(不純物)を完全に取り除くこと 。
  • 高品質なリサイクルアルミのみを選別すること 。
  • 良質なアルミスクラップを安定的に調達すること 。

2. 原材料処理と溶解技術の革新

製造工場において、投入原料の管理と溶解プロセスは、ビレットの純度に直接影響します。LIXILは、この段階で最も厳しい技術基準を適用しています:

  • 厳格な原材料管理: 原材料の屋内保管による安全な生産体制を確立しています 。また、投入前の特殊処理を実施し、原材料の品種や合金管理を徹底しています 。
  • 溶解設備と方法の革新: 設備更新による溶解効率化を実現しました 。さらに、溶解方法改善による多様なスクラップ活用を可能にしています 。

3. 後工程の品質管理:新地金と同等の確かな品質を確立

溶解はプロセスの半分に過ぎません。完璧な「PremiAL」アルミ押出形材を生み出すため、LIXILは鋳造工程だけでなく、一貫したアルミ形材製造を行っています 。

製造工程の製造条件革新により、最終製品に求められる品質を確保しています 。LIXIL独自のリサイクル技術により、以下の3つのコアな側面において、新地金と同等の確かな品質を確立しています :

  • 成分値: リサイクルアルミの性能に必要となるアルミ合金の成分値を正確に調整・確保しています 。
  • 機械的性質: アルミ形材の強度を確保する機械的性質を保証します 。
  • 色調(外観): 外観の色調について、新地金と同等の美しさを実現しています 。

PremiALは、成分値、機械的性質、色調において新地金と同等の品質を持ち

4. 技術の結晶:「PremiAL」によるCO2排出量削減効果

上述した高度なリサイクル技術により、LIXILは確かな品質と高い環境性能を両立させています。低炭素アルミ形材「PremiAL」では、受注生産対応の「R70」「R100」を展開しています。

原材料を新地金からリサイクルアルミ使用比率を高めた「PremiAL」に置き換えることで、製造時のCO2排出量を大幅に削減できます 。 (※LIXIL製造のアルミ形材のみ)

【CO2排出量削減効果と製品展開 (2025年9月時点)】

結論

PremiALの製造技術は、単にスクラップを溶解するだけでなく、選別、高精度な分類、最適化された溶解から厳格な押出成形に至るまで、総合的な技術システムです 。第三者検証である「SuMPO EPD」の取得は、建設時に使用する建材の環境負荷を見える化し、その透明性を示す明確な証拠です 。

「PremiAL」 は「SuMPO EPD」を取得し、環境負荷を見える化しています 。

LIXILの「PremiAL」を採用することで、B2Bパートナーの皆様は、機械的品質や美観を妥協することなく、持続可能な開発基準を満たす環境配慮型素材を安心してご使用いただけます。

LIXIL「PremiAL」の高度なリサイクル技術や、持続可能な未来への取り組みに関するさらに詳しい情報は、以下の特設サイトよりぜひご覧ください。
👉 PremiAL

関連記事

TOP